6月28日(月)今日はランチの営業を終え、
隣町の大紀町で開催された「鹿フォーラム」 に参加しました。 「鹿フォーラム」って?と思われるでしょうが、 三重県内の山林では、 植林の木の皮や木の芽を鹿が食べて木を枯らしたり、 稲や農作物はもちろん、 「紫陽花のまちづくり」をしている観光地では、 紫陽花を鹿に食べられてしまい、「紫陽花祭り」がなくなったり、 深刻な問題となっています。 このフォーラムは、 県の林業課の呼びかけで、 問題を抱えている林業家、農家、 地元の猟友会、 鹿肉の食肉販売に関わる方達が現状の報告と問題の解決策を、 話し合うフォーラムとなりました。 大紀町の猟師さんは、 「鹿は害獣だけど、命ある生き物なので、大事に食べてもわないと報われない。 食べない害獣は捕らないので、鹿は増えて被害は増す。 そこで、大紀町の猟友会が主体となって、廃校になった七保小学校を活用し、 『野原工房げんき村』を立ち上げた。 地元の元気なおばちゃんが、 地元の野菜を使った『鹿ちゃんコロッケ』や、 猪肉の『ぼたん丼』などを低価格で提供している。 毎週土曜日のみ営業で、県外から来られるお客さんも増え、 300食が午前中に売り切れる人気ぶりだ。」 猟友会の皆さんは、 「この流れを作らないと、大紀町の鹿や猪は減っても隣の町は減らない。」と 体験に基づく貴重なご意見でした! 鼎シェフと私も、げんき村に伺いましたが、 ご近所の方々の、交流サロンとして利用されていて、 廃校になった木造校舎が、現代に生かされ、 なんとも味のある雰囲気を、醸し出していました。 全体の意見としては、 「鹿を食する習慣を子供の食育の一環として、取り組むべきではないか?」 などの意見が出され、この方向性を検証する事になりました。 ラズッカがなぜこのフォーラムに参加したか? 大紀町のこだわりの猟師中村武さんが参加されていた事と、 県の方から、ラズッカのジビエ料理について、 お話を聞かせ頂ければとの事でした。 鼎シェフは、 猟師の中村武さんとの出会いがあったから、 ジビエ料理を研究しました。 鹿の特性を理解して、料理に生かせるように、 鹿の解体現場から、教えていただきました。 試作・試食会を繰り返し、 ようやく納得のいくジビエ料理がでたプロセスをお話をさせて頂きました。 鹿肉は、鉄分が豚肉の8倍、 イワシに含まれる、DHAとIPAが含まれるなど、 ぜひ、女性に食べて頂きたい料理です。 通常ジビエ料理は、解禁時期の冬の料理ですが、 害獣駆除目的の鹿は、 夏場でも安定供給して頂けますので、 美容と健康、 夏バテ防止に、 ぜひ、夏にラズッカのジビエ料理をリクエスト下さい!! イタリア直輸入のパンチのあるワインで決まりです! (写真上)鹿肉のボロネーゼソースのパスタ (写真下)鹿肉のローマ風 写真提供 石倉豊生さん
by lazucca_kanae
| 2010-06-29 20:42
| lazuccaよりの便り
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